【疑問】日本経済を裏で動かす「日本財団」とは何者か
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「火まわり用心、火の用心」「一日一善」のおじさん、といっても現代の大学生には何のことか通じませんが、一定以上の年齢の日本人なら、誰でもテレビで毎日のように見ていたのが笹川良一氏です。
戦前は、イタリアのファシスタ党を模範とし、黒シャツで身を固めた「国粋大衆党」を率いていました。ムッソリーニと会談しにイタリアにも行っています。
A級戦犯容疑者となりますが、巣鴨プリズンでの同輩との日々、人脈が、戦後の彼のさらなる飛躍の礎となりました。
米国の著名財団の資産は単位が「兆円」、日本だと「億円」ですが、日本財団については、複数の財団が事実上のグループなので、数千億円の資産になります。
お台場の船の科学館、が、このグループに属していますが、競艇場関係だけではなく、船舶のことを中心に、アジア諸国と深い関係を築いてきたのがこの財団グループです。
最近だと、パラオ共和国など太平洋諸国に巡視船などを供与しています。
中国共産党、統一教会、ミャンマー国軍など、様々な勢力と手を組み、日本の国益の尖兵ともいえる活動をしてきました。
企業にも、直接付き合って金払いなどをするとはばかりがある相手、というのがあるわけですが、そういう場合、コンサルタントを名乗る業者などを通します。
日本政府の立場だと、現在だとイラン・イスラーム共和国とか、ミャンマー国軍とか、直接付き合って金を渡すと、米国などへのはばかりがあります。
戦前だと陸軍がやったでしょうが、現在、こういう役割を担うのが、この財団グループです。
中国で天安門事件が起きるや、笹川良一氏はすかさず北京へ飛び、鄧小平と会談して、100億円の日中交流事業を立ち上げ、鄧小平から「朋友」として抱擁されています。
そういう、アジア各地での活動ですが、明らかに現地の人々へ大きな恩恵もあります。
天然痘とハンセン病の撲滅のためにここほど金を出した民間団体は他にありません。
ミャンマーでもカンボジアでも、国軍幹部に渡っている金もあるでしょうが、教育、農業、難民キャンプなどへの支援で、長期に渡ってここほど金を出し続けている日本の民間団体というのは、他にはありません。小さい頃、子ども向け番組の「ポンキッキーズ」を見ていると、途中で”超現実的なCM”が流れて、不思議な気持ちになったのを覚えています。子ども向けの夢の世界から、リアルな大人の世界に連れて行かれたような気分になったからです。
その頃から「不思議な団体」だなと思っていましたが、最近、興味深い取り組みがあるなと思うと、日本財団が関わっていることが立て続き、改めて「日本財団とは何者なのだろう」と思い、この記事を書きました。
記事には書き切れなかったのですが、60余年の活動で蓄積してきた社会貢献活動と世界中に張り巡らされたネットワークにはすさまじいものがあります。現会長の笹川陽平氏の肩書が、そのすごさを物語っています。
世界を見ても、非営利団体のOpenAIが「ChatGPT」を開発したり、「ベーシックインカムの社会実装実験」をおこなうなど、これからますます非営利団体の存在意義が高まると感じています。日本においては、その代表格が日本財団です。財団の今後の展開も含めて、記事を読んでいただけたら幸いです。日本財団とは何らかの接点がある研究者は多いと思う．
子供の頃，盛んに流れていた謎のテレビCM「一日一善」「人類みな兄弟」．高見山関といっしょに映っていた謎のお爺さん．そのCMの最後には，
「モーターボートの収益金は？？のために役立っています」
とのナレーションがあった（？？は思い出せない）
それでモーターボートを知るわけです．
少し大人になって，謎のおじいさんがどういう人物かを知り，モーターボートとの関係を知る．
「モーターボート」は戦中から特攻として人間魚雷とともに存在していた（あまり知られていない）．戦後，謎のおじさんが朝鮮戦争での特攻隊員養成のためにボートレースを始めたとか（真偽は不明です）．
ボートレースと言えば，最近，おしゃれなCMが流れているが，複雑な気持ちになる．
思い出しましたが，学生の頃，「モンキーターン」というのが流行って落水事故が増えたので，ボートのシミュレータを作るというバイトを受けたことがあった（大学経由で）．ドリフトしながら旋回していくボートの動きが気持ちよかった．
