楽天はドコモ、ソフトバンク、auに勝てるのか
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NP編集部が名付けた「新3強」(もうこの言い回しやめましょうか(^-^;))の中でも私が1番期待感を持っていたのは楽天モバイルでした。
インタビューの率直な感想。「本当に通信業界分かっているのでしょうか?」。
なんかインタビューでの質問内容にそれぞれ聞こえのいい回答をしていて結果矛盾だらけだと感じました。
「格安スマホと謳うな」といいながら、差別化は「価格」。そして、キャリアは設備投資があるから価格は落ちないのが理由に挙げている。
MVNOはその設備の上に乗っているので、コスト転嫁は同じ。
安くできる理由は「間借りの制限回線だから」の本質を理解しているのか?
2つ目のコストの話のリアル店舗も結局は拡大戦略ですし。量販店まで入れたら、インセンティブのコストはかさみます。
次の懸念はMVNO業者がARPUの話をし始めて、そこを測ってない!と言い切るところ。そうでしょう、大半のMVNOは。基本的にARPU測ってもそもそも価格が勝負で最低料金プランで勝負してるから、ARPUは意味がなさない。それをインタビューで語られても。。という印象です。
1番残念だったのは「今、通信キャリアの戦略を見ていても、インフラ、デバイスを提供する仕組みだけでなく、いろんな付加価値サービスを展開しています。」
結局、既存キャリアと目指す方向一緒かつ、1番ユーザーオリエンテッドではない仕組みを目指していること。キャリアがこれをやっていて、ユーザーはどれだけ批判的なのか、本当に掴めているのか?事業的戦略としてはわからなくないが、ユーザーからの差別化でコレをやりだすと、Amazonの端末と同じ失敗が見えます。
NTT-comの比較的良質なMVNE回線。Xperia J1など日本のユーザーが安心できる端末、そして楽天というネームバリューの安心感。
普及するMVNOとしては私が1番期待感持っていたMVNOだけに、インタビュー内容は残念なものばかりでした。楽天の他の多くのMVNOにない強みは、1億人弱の会員ベースと、ショッピング、金融など通信事業以外での稼ぐポイントの多さ(ネット空間で)。スマホ事業で失敗しているアマゾンと同じ轍を踏むか、1000万、2000万と契約を増やせるか。もし数千万の規模まで拡大できれば、戦略的な選択肢はかなり増し、ビッグデータの精度も上がるはず。