オフィス復帰日数はパリが1位…世界の主要なビジネス拠点6都市の中で
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この日本語記事では何故かランキングになっていますが、引用している元々のレポートはロンドンではオフィス勤務へ復帰する速度が諸外国の競合都市と比べて遅い事を懸念するものです。
Hybrid working in global cities: how does London’s return to the office compare?
https://www.centreforcities.org/blog/hybrid-working-in-global-cities-how-does-londons-return-to-the-office-compare/
在宅勤務の利点も認める一方で、オフィスでの対面時間が減ると特に知的集約型産業では生産性で不利になることを懸念しています。特に若い人には学習上のメリットが失われることを問題にしています。
GoogleやAppleといったIT大手などもオフィス勤務復帰を促している裏側には、たぶんこうした生産性に関する内部的な数字の裏付けがあると思うんですよね。
パリに関しては、少なくとも私の職場は3日オフィス2日リモートというのが基本ですが、これに伴う完全フリーアドレス化の影響も大きいと思います。
複数のビルに分散するオフィスのうち人の減る休暇シーズンはあるビル丸ごとオフィスを閉鎖して出勤したい人は他のビルのデスクを間借りして、といったダイナミックな運用が定着しました。週3.5日オフィスで仕事というのはバランスが良いと思う。社員とは会社のスラックでしっかり繋がり、プライベートはメッセンジャーとLINE、大学と会社を、行ったり来たりしつつ、政府の仕事も執筆もしている私も、オフィスに座っているのは平均して週3日弱、慣れるとそのくらいが一番生産性が高いという感覚は、実感としてあります。
いやいやオフィス復帰させられる人もいれば、好んで復帰する人もいるだろう。パリは後者が多い、魅力的な都市ということか。先日、パリからLAに行ったらあまりにガラガラで驚きました。コロナが明けても人が戻っていないと。この点、日本の都市はどうか。出勤・オンラインの程よいバランスが定着するといいが。