一人っ子が急増 過去20年で1割→2割 要因は晩婚化以外にも
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注目のコメント
当事者として思わずコメントです。
一番の解決策は、母親の心理的負荷を減らすことだと思います。
苦しみながら育児をしている母親がいることで、家族や子どもにもしわ寄せがいき、結果的に「子育て大変そう」で子どもを産まない人が増えているように思います。
私もじゅうぶん2人目を産める年齢と経済的状況でしたが、結果的に心理的に余裕がなく諦めました。周囲にもそういう家庭は多いように思います。
大きな理由は以下の点です。
・共働き(フルタイム勤務、働き続けたい女性の増加)
・潜在的な性的役割分業意識の根強さ(残業、長期育休やキャリアブレイクへの抵抗)
・核家族化(遠くに住んでいる、まだ働いている等何らかの理由で親が頼れない)
・地域社会とのつながりの希薄化(共働きや単身世帯の増加)
確かに昔よりも手取り収入が減少&物価・教育費の上昇により、経済面が理由となることもありますが、それ以上にそれよりも夫婦2人(場合によっては1人)でフルタイムで働きながら子育てしていくことの心理的負荷による抵抗感の方が大きいと思います。それをお金で解決できるほどのパワーカップルであればいいですが、そうでもない家庭は「1人でもこれだけ大変なのに」と、先を見通してしまうほど、2人目に躊躇すると思います。特に女性は自分の今後の職業的キャリアに影響が出てくるため、男性がよほどの協力体制にない限り、なかなか前向きにはなりづらいと思います。
もちろん抜本的に、シングルで働いていなくても子育てできるくらい子育てにかかるお金を減少させることができれば、また話は変わってくると思います。ただこれは現実的ではないと思います。
男性も当たり前に残業なしで帰ってくる、地域ぐるみで共助して子どもを育てられる仕組みがとても大事だと思います。子どもは夫婦2人でもなかなか育てられないです。複数人の大人でみんなで子ども育てていけるようになると、母親の心理的負荷が減り、結果的に「子どもを産みたい」人が増えると思います。少子化の話になると『経済要因』とか安易に言い過ぎでは??・・もちろんそれもあるでしょうが、昔に比べて明らかに『やりたいことが多い』・・『選択肢が多い』状況な訳で、結婚して家庭を築くより『まずはキャリアを築きたい』とか『専業主婦より働きたい』とかもそう。『子供を作るなら大学には行かせなきゃ』・・・あと昔は外食なんて給料日の贅沢みたいなイメージを持っていた人は多かったけど今は記念日でなくても普通に外食します。『オシャレもしたい』『旅行にも行きたい』・・・そりゃ子供を作り育てることの優先順位は下がっていくでしょう。
おそらくは昔と同じくらいの可処分所得がある人でも一人っ子は増えていますよ。また経済成長して国民1人あたりのGDPが明らかに伸びている先進国であっても軒並み少子化が進んでいる。経済要因を過大に評価すると『若者に減税すれば少子化が止まるのでは??』みたいな空虚な期待につながる。若者を重視する社会には賛成だが少子化がそれでどうこうなるとは思わない。
で、アンケートなどデータは大事だけど、データしか見ないと変な結論になりやすい。子供は欲しいけれど、一人なら何とかなっても二人目は育児負担が厳しいという共働きは多そうです。
特に長期化した育児休暇から復帰するのが大変に見えます。二人目なら夫婦半々あるいは同時の育児休暇が必須でしょう。社会的理解が何より必要と思います。