【プロ直伝】結局、今、何を学んだらいいのか?
コメント
注目のコメント
リスキリングが必要とはいえ、結局、何をどう学べばいいのか?今回は、生成AI、営業スキル、独立のマインドセット、など5つのテーマを設定し、リスキリングの方法を専門家に伝授いただきました。具体的な書籍名や今日、いますぐできる行動も聞いていますので、ぜひ活用いただければ幸いです。
また、昨日の第1話でもありましたが、ピアラーニング要素がある講座は、独学よりはるかにモチベーションが続きやすいと思います。私自身も、社会人になってからも必ず2~3は有料のオンライン講座に参加し続けるようにしています。全体を通して、なるたけ自分の「意志」に頼らず、無理なく続けるための環境や仕組みがつくれるかが、ポイントになるのだと思いました。実践力をつけるには実際にやってみることに尽きる。とすれば、必ずしもSaaSでなくてもいいと思うのですが、現職あるいは現企業でなにか新しいことをトライしてみる(あるいはそういう人に仲間に入れてもらう)というのはとてもいいアイデアと感じました。
リスキリングでまずリスキリングしないといけないのはプライドかなと思います。リスキリングの課題については、Financial Timesでもよく取り上げられていて、つい先日はイギリスが国全体としてまったくリスキリングが追いついておらず、特にテック業界では外国人人材に頼らざるを得ないといった危機感あふれる特集記事が掲載されたばかりでした。
そして、いまGXに舵を大胆に切っているところなので、過去の産業構造の転換期に大量の失業者が出て社会が混乱した反省を踏まえ、欧州ではJust Transitionに基金を創設して取り組んでいるのだと思います。アメリカでもIRAの一環でJust Transitionに巨額の予算が付けられています。
一方で、はて、今日からいったい何を学んだらいいのか?と問われると頭を抱えてしまいます。すぐに役に立つ、即効性のある知識やスキルって廃れるのも早いので、その習得が根本的なリスキリングなのか?と言われると心もとありません。
本もベストセラーは何割かは数年後に消えるけど、ずっと残っているロングセラーは普遍的で価値が変わらないのと似ているかも。
国内外を問わず周囲にいるひとかどの人たちを見ていて感じるのは、結局のところ「学び続ける」ことがいちばん重要なんだろうな、ということ(リンダ・グラットン教授がおっしゃっていることの受け売りですが)。
そういう人たちに共通しているのは「リスキリングだ!」なんてまったく騒いでいません。