テレビ離れ:調査でくっきり視聴時間ゼロが初めて増加に
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バイアスの強い情報が多い上、似たような娯楽番組ばかりでつまらないので見なくなった人が多い一方、国民全体で見ればテレビを超える受像機はないし、一番の広告塔。
受け身でダラダラ見れる手段も他にない為主婦層や高齢者には根強く影響力を持っている。広告出稿料も高い。
また、制作費も莫大なので、本来広告スポンサーや会社の利害無視すれば面白いもの作れるポテンシャルは高い。若年層がテレビ離れしているのはデバイスやメディアが増えたことも理由ですが、若年層に向けたコンテンツが減っているのが直接的な要因でもあります。
そうさせているのは、世帯視聴率をコンテンツ(番組)パワーの指標のように扱っていたからです。
世帯視聴率はマスの指標であるので、日本の人口構成に従います。つまり高齢化社会に歩調を合わせることになります。
20年前くらいまでの日本であれば、若年層の割合も高く、生産力の高い世代や高感度層へのリーチ達成は世帯視聴率の獲得とほぼ同義でしたから、コンテンツパワーを図る指標としても間違っていません。その指標を軸にコンテンツデザインすることは、結果的にメディアパワーに繋がります。
しかし、その指標の人口構成が高齢化するにつれ、コンテンツパワーの実態とは徐々にズレてきます。徐々にズレてくるというところが当事者にも社会にも実感を与え難くかったのだと思います。
そうした中で新しいメディアやデバイスが登場すれば若年層が移行するのは当然の結果です。
視聴率という一業界の指標がこれほど社会に浸透しているのも稀有ですから、それはマスメディアとして大切にすべきです。ただ、それはあくまで日本の人口比率に従ったマスパワーの判定に留めるべきで、信頼も含めたコンテンツパワーとは分けて考える必要があります。