【一枚上手】クリエイターに学ぶ「AIに食われない」技術
NewsPicks編集部
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AIとアーティストは協力し合うべきなのか。それとも─。
次のテクノロジーを紹介する今週の「テック」。
今回は「AIと芸術家」についてです。
AIに関する法律の整備はほとんど進んでいません。AIの成長するスピードが速すぎて、それに整備が追いついていないという現状があります。
わたし自身も編曲をやることがありますが、アレンジとしてのAI利用はとても有用だと思います。
しかし、0→1を生み出す段階で生成AIに頼ってしまうと、著作権の問題で咎められたり、アーティストのオリジナリティが失われたりする可能性があります。
ビジネスではクリエイティビティを使ったサービスを展開しますが、エンターテインメントでは、クリエイティビティそのもので人々を魅了し、ファンになってもらわねばなりません。
法律は整備されていないものの、AIの利用には十分に注意する必要があります。生成AIとのコラボレーションでこれまでにないものが生み出せるかどうかがポイントです。
生成AIでそれなりのものやフェイクはいくらでも作り出せますが、今の技術レベルでは感情移入できるものの生成には至っていません。ストーリーダンスを長年やっていて思うことは、AIと人間のアーティストの協働による創作プロセスは、
アーティストはAIの出力を解釈し(アブダクション)、そこから論理的に導き出される表現を探り(演繹)、複数の試行から全体のパターンを見出し(帰納)、そしてまた新たな解釈を生み出す(アブダクション)...というサイクルを繰り返しているのだろう。