【生成AI】エヌビディア利益2.7倍でも「株価急落」の理由
NewsPicks編集部
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同社に限らず米国ビッグテックは巨大なフリーキャッシュフローを生むバリュー銘柄でありながらかつ強烈な成長率を継続しているグロース銘柄でもある、という特殊な性質を有する。故に時価総額3兆ドルで世界トップスリーにもかかわらず些細な事で1日に8%も株価が動く、これが本質的理由のひとつ。つまりグロース銘柄とは将来の成長期待にベットする、将来即ち不確実性であるが故。
ちなみにそういう銘柄で見るべき株価指標はPEGレシオ。来年予測ベース1.3xの同社は割高でも割安でもないファンダメンタルズに即した水準まで戻している。
ここからみてもこのところコメントしている通り今回のAIブームはその初期過剰期待はげ落ちという地点にいる。エヌビディアは決算にて純利益は165億ドル(約2.4兆円)と、前年同期比2.7倍と発表。売上でなく利益です。
エヌビディアの顧客であるMetaやGoogleがAIによる収益化はイマイチだった状況とは反対で、半導体提供者は儲けが大きいことが分かります。
次世代GPUの出荷遅れとAIブームがいつまで続くかが、市場の懸念点。この夏最も注目すべき決算として、世界中の投資家が固唾を飲んで見守っていたエヌビディアの決算。焦点となっていたのは
①AIへの投資はいつまで続くのか
②出荷遅れが報じられていた、次世代GPUはどうなったかの2つです。
売上高・純利益ともに四半期ベースで過去最高を更新したにも関わらず、株価は時間外取引で一時8%下落しました。それはなぜなのか。
注目の決算の見どころを、コンパクトにお届けします。