「ゆめぴりか」「受験サプリ」、ヒット商品の裏に名物課長あり
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注目のコメント
受験サプリのくだり、昔、この話を聞いて営業先が「学校」とは正直ピンときませんでしたが、意義を聞いて、へー!すごい!と思いました。マネージャー職がこのあたりのハンドリングを、情報を察知できないと現場は苦しむだけ。
よく、プレイングマネージャーと誤解されがちですが、決してプレイングマネージャーという言葉ではなく、会社と現場の両方の嗅覚がないとできない判断をするのがマネージャーの仕事。
企業によっては「管理職」という言葉に引っ張られてしまい、本当の管理ばかりになってしまうのが、古き悪しき課長のイメージ。
元上司が、この営業部隊の担当役員、その方も凄い方なので今後も楽しみです。逆に言えば、部長以上のマネジマントになると現場を手放し、あまり付加価値が高い仕事をしてない場合が多いという裏返しでもあります。「課長」というと課なんていう小さい組織の長は要るのか!という響きになりますが、日本型ボトムアップの組織構造のなかでは、ある程度の経験と若さを兼ね備えたそのレイヤーか最前線になるというのはよくある話。
ただ、それは「課長」云々でなく、本来的にはそういう人が決裁権まで持ってガンガン進めていけた方がよいはずで、「課長」だからという議論ではない気がする。この連載のこの後の展開が「課長の役割を見直すべき」となりそうで懸念日本企業の強さの秘密は、ゼロから大きくパラダイムを変えるイノベーションというよりも、現場感覚、消費者感覚を鋭敏にキャッチし、日々の仕事の中から細かい改良を積み重ねていくことにあるように思う。一見地味だが、そうした中から新たな商品、サービスが生まれるのだ。その中心にいるのがまさに課長。コメントにもあったけど、日本企業の弱さはこうした課長(名ばかりでない)を生かしきれない組織、経営層にあるのではと思う。