【注目】「野放し」の検査ビジネス問題に厚労省が動き始めた
NewsPicks編集部
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特集最終回では、線虫検査のような民間の検査サービスの「ルール」に関する現状と新たな動きを取り上げます。
これまで薬機法の対象外の検査サービスは、文字通り「野放し」でした。昨年9月の特集の前後、消費者庁や厚生労働省に取材した際はかなり腰が重そうで、内心がっかりしたのを思い出します。
これまで報じてきたように、信頼性に欠ける検査は、利用者にさまざまな不利益をもたらします。今回の動きに大いに期待しています。人間ドックはどうなんでしょうかね。優れた制度のように見えますが、海外で見習う国がないのはどういうことなのか、不思議に思っています。たとえば、腹囲を図るメタボ検診、新聞紙上で堂々と検診も指導も効果なく不要との記事が出ています。海外で見習う国は皆無だと思います。
記事中の塩崎氏のコメントにある、この部分をこちらにも再掲したいと思います。
「明らかに科学的根拠がないと指摘されるようなものを検査として提供するのは、消費者に対して不誠実であることは間違いありません。」
この不誠実は、ただ不誠実なだけでなく、場合によって健康被害にもつながりうるものです。まず私たちにできるアクションは、この検査を安易な気持ちで受けないこと、人に勧めないことです。