【ミニ教養】結論。AIでは稼げない
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注目のコメント
> AIはインターネット企業と違う
そうでしょう。AI企業とネット企業に属した身から、ビジネスモデルや企業カルチャーが違う印象。
- AI企業:ディープ
- ネット企業:カジュアル
> AIは"誰でも参入”できたインターネットビジネスとは異なり、かなり資本を必要とするディープテックの領域に近い
その側面はあります。
GPU争奪戦が技術進化で解消されても、人材争奪戦は続くでしょうし。本質的に、技術として、AIはネットより難易度が高く、扱える人材が限られるので。
ただ、我々を含めたモデル開発企業は、AIを扱いやすいようにプロダクト化を目指してます。なので、それを利用するプレーヤーは、参入しやすくなるはず。
いまは、手軽な教育やコンサルのビジネスが広がってますが、社会実装が進めば、よりコアなビジネスが増えるでしょう。生成AIの恩恵を日々受けている身としては、生成AIブームが去ったとは思えません。が、投資家からすると、利益があがらないビジネスモデルにこれ以上注ぎ込めない。ヒートアップしすぎていたことへの反動がきているのでしょう。
生成AIのインフラは大手に任せ、その上に乗っけるアプリで収益をあげるビジネスがこれから出てくると思います。インターネットはプラットフォームであることに対し、AIはあくまでソフトウェアである点に大きな違いがあり、同一視するものではないのだろうと思います。
そもそもAIというソフトウェアはブームと終焉を繰り返して発展してきた技術で、永続的だと捉える方が危険ではあります。
1950年代に「人工知能」という言葉が生まれてから、少なくとも3回のブーム期があり、いずれも技術的な限界が人々を興醒めさせ、そしてまた数年掛けて新たな革新的なAIモデルが市場を盛り上げることが繰り返されてきました。
今回の生成AIブームも、Transformerという単一のモデルの開花に依拠するもので、基本的にLLM(大規模言語モデル)のなの通り、自然言語処理の世界に留まるものではあります。そうした観点では記事の通り「局所的」であることは間違いありません。
ビジネス界隈を見渡しても、数年前に開業ラッシュにあった(生成AI以前の)チャットボットやAI-OCRなどのプロダクトは見る影もなく、流行り廃りのスピードの速さを感じさせます。