【わりと衝撃】実践「AIでマーケ企画」ここまでできた
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「生成AI×マーケティング」をテーマに、全3回にわたって生成AI活用のアイデアをさまざま紹介させていただきました。
実は今回の内容は、私自身が元々知っていた・やっていたことだけでなく、今回のため新たに考案したものも含んでいます。その試行錯誤を踏まえて改めて感じるのは、やはりAIのビジネス活用にあたっては、AIという「テクノロジー」と、自分の業務にあたる「ビジネス」を掛け合わせることがとても大切だということでした。
例えば、記事内で紹介したバーチャル・グループインタビューやエクストリーマーリサーチは、私自身がそうしたマーケティングリサーチ手法の知見・経験を持っていなければ、決して生まれてくるアイデアではなかったと思います。言い方を換えれば、「あのやり方をAIで再現したらどうなるか」と挑戦してみた、ただそれだけだったりもします。
そういう観点では、ツールやプロンプト自体はそれほど鍵を握るものではないのでしょう。汎用的なプロンプトは、やはり出てくるアウトプットも汎用的なものになります。ですが、業務・ビジネスというものは一見同じように見えながらも、それぞれでやり方や目指すゴールが異なっているはず。であればプロンプトも三者三様であるべきですし、AI活用の在り方は、一人ひとりで異なるものなのだと思います。
「AI活用」とは、最新のツールを使い、話題のプロンプトを覚えることではなく、自身の業務のあり方を根本的に変革させるための活動です。言葉を換えれば、前者は「デジタイゼーション」に留まるものであって、後者が本来の「デジタルトランスフォーメーション」で、そのためには自分自身の今のやり方を棚卸し、AI化できるポイントを見つけ出すこと、「ビジネス」側が起点にあることが大事なのだと、今回の企画を通して改めて感じさせられるところでした。
本企画は私自身も勉強させていただく部分が多く、この大変貴重な機会にお声掛けいただいたNewsPicks各位には心から御礼を申し上げるとともに、内容の検討にあたってご支援いただいたすべての皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。読者の皆様に何か一つでもプラスになる情報がご提供できていたら嬉しいです。興味深い試みです。ペルソナの具体化にはかなり強力ですね。施策立案も斬新というよりオーソドックスで一定の効果が期待できる印象です。
おそらく複数のペルソナで多くの施策を立案して、比較評価やブラッシュアップに注力できるのが大きなメリットかなと思いました。プロピッカー和田崇さんの短期連載「AIで誰でもマーケター」最終話は、これまで紹介してきた手法&プロンプト事例の総まとめとして、実在するサービス=NewsPicksのマーケティング施策を実際に企画してもらいました。
話のポイントは「ネット上にある誰でも拾える情報と生成AIだけで」ここまでできるという点です(嘘じゃなく、担当編集だった私から、NewsPicksの方針や数字等は一切お伝えしていません)。
これ、非マーケターが担当プロダクトの販促施策を練るような時だけでなく、営業のコンペであったり、クライアントを口説くための企画などでも使えそうな実践的なノウハウだと思いました。
最後の締めにあるマーケティング論も、納得の一言です。ぜひ、過去回も含めてまとめてご一読ください。保存版かと。