【超実践】生成AIで「誰でもマーケター」になれる魔法の技
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今般、大変光栄なことに機会をいただき、日頃やっていること、考えていることを、拙意の極みではありますが寄せさせていただきました。
約3年越しに復活されたこの「プロピッカー新書」という企画は、"忙しすぎて学ぶ時間がとれないし、日々のニュースだけでは体系的な知識を得られない"、そんなビジネスパーソンの方々に向けて役立つ情報をご提供することをコンセプトに、過去、名だたるプロピッカーの方々が筆を執ってこられました。
開始当初の2020年からのテーマの変遷を見ると、財務、SaaS、SDGs、韓国コンテンツ、YouTube、スタートアップ、投資、リモートワーク、デザインなどなど、いまや当たり前にもなった当時の新語が並んでいます。
そして、今回のテーマである「生成AI」。OpenAI社がChatGPTを発表した2022年11月以降、瞬間的にビジネス界隈を席巻し、NVIDIAの株価も過去最高値を記録。まさに今がハイプ状態ですが、こと進化・進展の早いAIという技術領域の特性も手伝って、数年どころか数カ月後には、今回の情報の鮮度も、類い稀なく落ち切っているのだろうと想像しています。
ですが、重要なことは、やがては古くなる新情報を知っているかどうかではなく、その情報を自分のものとして体得できたかどうか、言い方を換えると、今後も現れる次の新情報を蓄積していくための長い目線での土台を作れたかどうかなのだと思います。
つまり、中心にあるべきは情報(今回で言えば「生成AI」)ではなく、自身のビジネス(営業・開発・マーケティング)であることに間違いありません。
そうした考えもあって今回、その程度に関係なくマーケティングという領域に足を踏み入れておられるビジネスパーソンの方々に向け、新技術の情報を瞬間的に届けること以上に、長く使えるような本質的な部分での考えもご共有し、お役に立てていただきたいという思いで臨ませていただきました。
過去担当されたプロピッカーの方々の名を汚さない内容になっているかどうか不安でもありますが、今後の連載分も含め、時間を割いてお読みいただく皆様への貢献となれれば幸いです。マーケッター必読の良記事です。
「AIリサーチ(市場調査)、AIプランニング(戦略・戦術立案)、AIクリエイティブ(制作)」に、生成AIを活用すべしとのこと。
これまでは別々の担当者が分かれていましたが、生成AIを使って全て一人で行うということです。
私はこの変化を生成AIによる「1人チーム化」と呼んでいます。単なる効率化で3人分働くのとは本質的に異なります。異なる複数の役割を担えるようになることです。今回のプロピッカー新書、テーマは「AIで誰でもマーケター」。文系マーケターでありながらAIプロとして活躍している和田 崇さんを著者にお迎えし、生成AIをマーケティング「的な」業務に使っていくためのノウハウを紹介してもらいます。
「的な」にカギカッコをつけたのは、主な想定読者が非マーケターだからです。
私自身、過去に担当していたWebメディアで、いろんなユーザーデータを分析しながらグロース施策を探ったことがあるのですが(分析はマーケターの力を借りながら)、
「あれこれ数字をいじってもらったものの、結局何をマーケティング施策にすればいいのかよくわからない」
...となってしまったことがあります。様々なプロジェクトで、こんな経験をしたことがある営業、開発、その他の職種に従事する方々は結構多いのではないでしょうか?
この「数字を分析しても施策につながらない」を解消するのに生成AIを使ってみよう、というのがこの連載の趣旨になります。
次回以降の連載も含めて、ぜひ参考にしてみてください!