アップル、タッチ決済を外部開放 日米で秋に対応
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ポイントはNFCだけではなくSecure Element(SE)もサードパーティーに利用を解放する点。
NFCはタッチ決済などでスマホが端末とやりとりする通信に関わるものですが、SEは認証や電子署名に用いる秘密鍵などを外部に漏洩しないように格納する特殊なハードウエアで、スマホ上に登録したクレカ等が改竄も複製もされないことを保証する、信頼の起点となるものです。
この点で先日の対EUの対応とは差があります。対EUにはiPhoneのNFCを解放する一方でSEは現状解放していません。ですのでEUでサードパーティーがiPhoneのNFCを用いる際はSEではなくHCEというそれをソフトウェア的に代替する技術を使用する必要があります(Google Payは統一されたSEの搭載が無いAndroid上でタッチ決済を実現するのにHCEを利用しています)。
他方で今回の発表ではSEもサードパーティーに解放する一方で「アップルと商業契約を結び「関連料金」を支払う必要がある」とのこと。この「関連料金」がどうなるか。
たとえばマイナカードをスマホアプリ化する際は確実にSEを利用することになります。「関連料金」払うのでしょうか。できる事が増えますのでますます便利になりますね。
iPhoneも値段が高くなり、そろそろ日本でも価格による脱落者が増えていきそうなので付加価値を上げていかないとマズいです。決済ネットワークの分野まで。
着実にAppleの関税がかかってきますが、便利になることで使うことが増えるんだろうなと。
銀行的な機能も増えて、割り勘みたいなものもAir dropで送れるみたいなことも実装されてきたりして。(誤送信などの対策とか大変そうですが。)