アップル、卓上型ロボットの開発が本格始動-新たな収益源を模索
AI要約
- 1アップルは家庭用ロボットとして卓上デバイスの開発を進めており、2026年または2027年の発売を目指しているとのこと。
- 2このデバイスはスマートコマンドセンターやビデオ会議用のツールとして機能し、価格は約1000ドルを想定しているとのこと
- 3開発チームは数百人で構成され、ティム・クックCEOがプロジェクト推進に関与しているとのこと
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注目のコメント
Appleの売上は、IT企業がコストにシビアになったことから端末の売れ行きが減少しています。そこで、販売台数を増加させるより、ロボティクスを組み合わせた卓上型ロボでアップセルを狙っています。
開発しているのは家庭用のロボットと言われていますが、Amazon Echoのようなボイスアシスタントか、端末でできることが増える拡張機能かは、まだ分かりません。Appleの中でも自動運転など頓挫したプロジェクトもあり、ロールアウトするまでその全貌は見られなさそうです。なんとなく「卓上デバイス」という言葉がチープさを演出していますが、Appleの狙いはiPhoneの家庭版 + メタバースによる連携みたいなものを見据えているのではないかと推察します。
SiriなどをIFとしてAppleTVやAppleMusicなどのスイッチとすることはもちろん、(iPadとも少し違う)家庭に常設されることを前提としたデバイスにより新たなAppsの発想やユースケースが生まれることも期待しつつ、メタバースのようなバーチャル空間による人々のつながりという次世代にも備えた入り口を取りに行く。
そんな狙いか。
Appleの過去の新製品の構想時の様々な検討プロセスを知っていると今回の目指す世界は想像できる一方で、内部でも議論になっていると思うのが「既存のスマートテレビやiPadと何が違うのか?」という点。
マーケ部門の苦悩もこのあたりかと思われます。
このユースケースに関するデザインが今後社内で白熱していくと思いますが、ここにジョニーアイヴがいないことがAppleの製品開発力に与える影響は小さくないと思います。