2024/8/14

【決算解説】メルカリが苦戦。「アメリカ」の壁は高かった

NewsPicks 副編集長
創業から10年あまり、高成長を続けてきたメルカリ。しかし足元では苦悩の日々が続いている。
8月13日に発表した2024年6月期の本決算は、過去最高の売上高と利益をたたき出した。
売上高 1874億円(前期比9%増)
営業利益 174億円(同6.7%増)
しかし売上高の成長率は2018年の上場以来、年間で初めて10%を下回った。
最大の稼ぎ柱である日本のフリマアプリが巨大化し、伸び悩みに直面している。
さらに山田進太郎CEO肝いりのアメリカ事業で、マイナス成長が止まらない。
この6月にはアメリカの現地法人で大規模な人員削減も断行した。
急成長スタートアップの筆頭格として走ってきたメルカリで今、何が起こっているのか。最新決算を詳しく見ていこう。
8月13日の決算会見には山田進太郎CEOが登壇した(Photo: Mercari)
INDEX
  • 日本の「フリマ」が伸び悩む
  • 進出10年、鬼門アメリカ
  • 100人規模の人員削減を断行
  • 海外成長、新たな一手

日本の「フリマ」が伸び悩む