イランの攻撃「今週にも」 バイデン氏、欧州首脳と協議―米高官
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イランが報復攻撃を宣言して以来、カタールやエジプトなど近隣のアラブ諸国は、「ネタニヤフやイスラエル極右は停戦協議を潰すために紛争をエスカレートさせようとしている。ヒズボラやイランを挑発しているのはそのためだ。この状況で今イランが報復攻撃を仕掛ければネタニヤフや極右の思うつぼだ。それよりは今回の事件を使ってイスラエルに圧力をかけ停戦に応じさせる方が得策である。今、状況をエスカレートさせればイランが最大の敗北者になる」とのメッセージを伝えてきました。
イランやヒズボラ指導部も、全面戦争を引き起こすことなく、イスラエルに打撃を与えることの難しさから、適切なオプションを決められずにいたようでした。
そんな中でイランの国連代表部は、15日に予定されているガザ停戦協議の後まで報復攻撃を延期する可能性を示唆していました。
しかし、先週土曜日のイスラエルによるガザの学校への攻撃後、ハマスは停戦協議への参加拒否を通告。これに合わせてイランが何らかの攻撃を行う準備を進めていることを米・イスラエル情報機関が察知したようです。
米ホワイトハウスのカービー報道官は12日に、「イランとその代理勢力によって、早ければ今週中にも何かが起こる可能性がある」と言っています。
過去2週間でもっとも具体的なイラン報復攻撃に関する脅威情報ですので、今後数日間は、警戒が必要です。イスラエル政府は軍に対して厳戒態勢に入るよう指示。
一方で米国防総省は誘導ミサイル潜水艦を中東地域に配備するとともに、2隻目の空母を早急に派遣すると表明。
ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として報道。
イスラエルはイランとヒズボラが攻撃を準備しているのを確認したとして、8月に入り初めて軍の厳戒態勢を敷きました。
イスラエル政府への攻撃が実際に差し迫っているかどうかは不明ですが、慎重に作業を進めている模様。
イスラエル軍のハレビ参謀総長は12日に計画を承認し、攻撃と防衛の準備を進めていると述べています。
オースティン米国防長官はきのう、イスラエルのガラント国防相と電話会談を行い、今回の配備は足元の緊張を考慮し、米国の中東地域における軍事態勢を強化するもので、「イスラエルを守るためにあらゆる手段を尽くすというコミットメント」を反映していると語っています。
原油価格高騰し80大台目前で、景気減速下でのインフレ再燃が懸念されるところです。