ハーバードで大人気、セレブも受講する「4日間で180万円」の授業の中身 | メガヒットを生み出す方法を学ぶ
コメント
注目のコメント
エルバース教授を一躍著名にした「ブロックバスター戦略」は、言ってみればよく知られる「ロングテール戦略」とは逆のもので、少数の作品や選手に多額の投資をすることで、企業やチーム全体の利益を最大化することがエンタメ業界では成功パターンであることを導き出したものです。
こう言うといわゆる「選択と集中」にも聞こえてきますが、同氏の特徴は多数かつ最新に近い実例のケーススタディから理論を導出している点にあるのだと思います。
マーケティングの学術研究ではケース分析はもちろん多く行われていますが、往々にして検証に時間がかかり、発表する頃には古い情報になってしまっていること、どうしても既存の説が重視されることからこれを理論的に覆すためには相当に厚い論理が必要であることから、そう簡単ではありません。
言い換えてみれば、スピーディーかつ深い分析を兼ね備えた同氏の優れた研究力が、これほどまでの人気を集める背景にあるものと思います。
とはいえ、4日で180万の授業を持つというのはなかなかのプレッシャーではないかと想像してしまいます…特定の業界対象であっても、ブランディングやマーケティングで成功したケーススタディーを学ぶことは、日々の私たちの生活にも多くのヒントを与えてくれますね。
例えば、私たち一人ひとりが「世界に一つだけの自分ブランド」を持っているのに、この特別な自分ブランドが何者(being)で、どうマーケティング(世の中に知って欲しいか(doing)なんてことは、意識して考えたことがない場合が多いと思います。
自分ブランドのプロデュースをどう戦略的にしていくのかは、とても大事なこと。ブランディング&マーケティング次第で、可能性は無限大と気づくとワクワクしますね。『Mr.ビーン』なら僕にも語れるのですが…。
≪エルバースはちょうど講座の最後の授業を終えたところで、題材には新時代カルチャーの代表例のひとつ、ユーチューブのメガスター「ミスタービースト」が含まれていた。≫