五輪初実施ブレイキン 話題沸騰の一方「判定が分からん」の声続出 盛り上がりと対照的なジャッジ頻発 勝者の世界王者に大ブーイングも
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注目のコメント
ブレイキン、男子も女子も大盛り上がりでしたね。私もつい夜更かしして観てしまいましたが、どの選手のパフォーマンスも素晴らしかったです。
採点基準が不明瞭というのは私も共感するのですが、一般のTV視聴者に特に伝わりづらい評価基準は「音楽性(musicality)」だと思います。
ブレイキンに限らず、ストリートダンスのバトルで上位になるダンサーは圧倒的にmusicalityが優れていることが多いです。具体的には、音楽の中で鳴っている様々な楽器、ベースやパーカッション、DJが流すスクラッチ音などを即興でムーブで表現します。
ただ、テレビ放送では肝心の音楽のボリュームが実況解説音声に比べてかなり抑えられており、重低音などはほぼ聴こえません。なので、現場では圧倒的なmusicalityを表現できているムーブも、TV前には伝わっていないと感じる部分が多く、そこがジャッジと視聴者の感覚のズレに繋がっているように思います。
(もっとも今回の日本の放送での実況解説は素晴らしく、多くの人にブレイキンの魅力を伝えるきっかけとなったと思います)
また、「独創性」に関しても、ブレイキンにおける一般的な技の知識がないと、どんなムーブが「独創」かわからないため、そこもギャップになるかと思います。
加えてHIRO10選手の試合後のブーイングについては、記事の内容だけ見るとネガティブな印象ですが、会場の雰囲気としては、本人も会場もVICTOR選手の勝ちを認めた上で、HIRO10選手を称えるリスペクトの表現としての温かいブーイングだったと感じました。平和を愛し、リスペクトし合うブレイキンのカルチャーもまた素晴らしいものだと思っています。HIRO10選手の判定はたしかにブーイングしたくもなる気持ちがわかる。実際、素晴らしいムーブでした。
会場も決してネガティブな雰囲気ではなく、MCも含め観客全員でHIRO10選手の健闘を讃えて、感動しました。
ブレイキンでは無いものの、うちの子供たちもダンスコンテストによく出場するのですが、判定基準って本当に難しい。
プロじゃないと正直分かりにくい評価もあったり、審査員によっても視点が異なるし、競技としては難しいところはある。
でも見ている側としては、凄く盛り上がって楽しい競技です。何よりダンサー達も本当に楽しそうに踊るなあと。
ロス五輪で候補から外されたのは残念。
発祥地でもあるアメリカでは、ヒップホップカルチャーの一つという捉え方で、五輪競技としては違和感があるとの事。
意外と拘りが強いんですね。