[パリ 9日 ロイター] - パリ五輪は9日、サッカー男子の決勝を行い、スペインが延長戦の末にフランスを5─3で破り、1992年大会以来となる金メダルに輝いた。
スペインは前半11分に先制点を許すも、その7分後にフェルミン・ロペスが同点ゴールを決めると、同25分に再びロペスがネットを揺らして勝ち越し。さらに、その3分後にはアレックス・バエナも1点を追加し、前半を3─1のリードで折り返した。
後半34分にマネ・アクリウシェにゴールを割られて1点差に迫られたスペインは、同アディショナルタイムには痛恨のPKを献上し、同点に追いつかれたものの、延長戦にセルヒオ・カメリョが2ゴール。32年ぶりの金メダルを手にした。
スペインのサンティ・デニア監督は、記者団に対し「最高の結果。しかし、何よりも選手たちや、彼らの勝ち方が素晴らしかった。レベルの高いフランスのチームを相手に素晴らしい試合だった。私たちの見せたプレースタイルのことも誇りに思う」と語った。
また、同日に行われたサッカー女子の3位決定戦では、ドイツがスペインを1─0で下し、銅メダルを獲得。得点はPKによるものだった。