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コメント
注目のコメント
次世代のエネルギーシフトに注力する三菱商事には、面白い社員がたくさんいます。CDR(炭素除去)のスペシャリストとして、世界中のビジネスを駆け回っているクリスさん(クリス滝川さん)もそんな名物社員のひとりで、グリーン関連のあらゆるイベントや会合などに登場する人物です。
同社は今年4月、英国シェルとタッグを組んで、2020年代後半までに1年間で100万トンクラスのCO2を回収するというプロジェクトを発表しました。また2023年に設立した合弁会社のネクストジェンでは、300億円レベルのカーボンクレジットを2030年までに流通させることを計画しています。
なぜ三菱商事は、この分野に注力するのか。そこに精通するクリスさんに、インタビューを受けてもらいました。ご一読ください。いまいち何をされているのか掴めなかったのですが、要するに誰かが削減したCO2をクレジット化して買い付け、市場で売るというブローカー的なビジネスでしょうか?
あくまで狭い視野の私個人の感覚ですが、まずカーボンクレジット市場の意義や普及に懐疑的です(加えてトランプが大統領になったら尚更)。仮に市場が一般化したとしても、一般化すればするほど上述したようなビジネスならば、いずれクレジットを生み出した各企業が自分でやりそうな気がします。(昔のトレーディングビジネスが縮小したのと同じ)
たぶん私の理解が浅いのでしょうが、それくらい
“何をしようとされているのか、よく分からない”
ということでもあります。三菱商事をはじめ総合商社の「強い」ビジネスを見て思うのは(ソフトバンクやオリックスも同じなのですが)投資して投資先のバリューチェーンに入り込んで価値を高める、逆に言うと価値を高められる可能性があるところに思い切って張るという割と言葉にすると当たり前のことを粛々とやっているなということ。
プライベート・エクイティの取り組みと実は大きく変わらない気がしています。