2024/8/9

【決算】株価暴落でも、東京エレクトロンが「強気」な理由

NewsPicks編集部 記者
AIへの投資は、むしろこれからが本番だ──。
半導体製造装置大手の東京エレクトロンは、8月8日、2024年4~6月期の連結決算を発表し、純利益が1261億円と、前年同期比96%増となった。
生成AI向けの装置への需要が好調で、中国の設備投資も旺盛だった。
好調な決算を受けて2025年3月期の業績予想を上方修正し、通期配当も従来予想から38円増額し519円にする。
半導体銘柄は、アメリカの景気後退への懸念と、生成AIの収益化に疑問符がつき始めたことから、直近で大きく下落している。
それにもかかわらず、東京エレクトロンが強気な理由はどこにあるのか。
半導体製造大手などの顧客から「24カ月先の投資計画をもらって市場予測をしている」という同社による、AI投資の見通しは必見だ。
INDEX
  • 生成AIと「中国ニーズ」
  • 「台湾効果」で利益アップ
  • 「株価乱高下」はこう読み解く
  • AI投資は、まだまだ伸びる