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【詳細】南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」対象地域は

NHKニュース
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注目のコメント

  • 谷村 研人
    国内航空会社 気象予報士

    今回の地震は宮崎県沖に固有のプレート境界部でのM7クラスの地震が再来したと考えるべきです。今回の震源域では、ざっくり20~30年間隔でM7クラスの地震が発生しており、直近では1968年とする資料もありますが1996年にもM6台後半の地震が相次いでおり、これがこれが二つ分でM7台前半相当としてエネルギーを放出していたとすると辻褄は合います。
    (5年前にも同じ震源域でM6.3の地震が発生しており、その際に宮崎県沖の地震についてコメントしておりますのでご参照ください。
    https://newspicks.com/news/3881850/?ref=user_253512 )

    したがって、南海トラフ巨大地震の前震であるという可能性は極めて低いと考えられますが、一方で完全に否定できるだけの材料もないのが事実で、東日本大震災での反省を生かすという観点からも、念のため巨大地震が発生しうることを意識して生活するようにという呼びかけが行われたものと思料いたします。強い揺れもそうですが、大きな津波が発生する可能性がありますので、津波の際の避難場所や避難経路について今一度確認をお願いいたします。

    また気になるのは宮崎県沖の固有の地震といっても、過去にはM8近い地震が発生していたこともあり、今回の地震一発できちんとエネルギーを放出しきれているかという部分を今しばらく見守る必要があります。M7クラスの地震が再び発生する可能性はそれなりにある(南海トラフ地震が発生するよりははるかに高い確率)と考えられますので、九州南部におかれましては再び強い地震に見舞われる恐れがあることを念頭に、家族の所在の把握、非常持ち出し袋やヘルメットを玄関に置く、就寝時には靴を近くに置いておくなどの対応を取ったほうが良いでしょう。その他自治体等からの指示に従ってください。


  • Yamada Yuko
    NewsPicks Content Curator

    気象庁は、今日夕方に日向灘で発生した地震に連動して別の巨大地震が起きる可能性が平常時より高まっているとして、「巨大地震注意」の「南海トラフ地震臨時情報」を発表しました。
    南海トラフとの関連性が懸念されていましたが、「巨大地震に注意」との判断が出ました。
    不安を煽るのはよくありませんが、正しく怖がり、準備を怠らず、警戒を緩めないことが大切です。

    首相官邸の防災対策はこちら。
    https://www.kantei.go.jp/jp/headline/2012bousai.html


  • 疋田 裕二
    badge
    KOKUA, Inc. 代表取締役(共同経営)

    南海トラフ地震はデマだのような発言がありますが、南海トラフ地震が発生することは歴史で証明されています。

    そもそも南海トラフ地震は、駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として概ね100〜150年間隔で繰り返し発生してきた大規模地震のことを指します。
    これらの地震は、過去1,400年間に約90~150年の間隔発生してきており、直近だと以下の通りに発生しています。

    1605 慶長地震(M7.9)
    1707 宝永地震(M8.6)
    1854 安政東海地震(M8.4)、安政南海地震(M8.4)
    1944 昭和東南海地震(M7.9)
    1946 昭和南海地震(M8.0)
    ※マグニチュードは推定値

    直前の1946年の昭和南海地震が発生してから今年で78年が経過しています。現在の技術では地震がいつ発生するか正確に予測はできませんが、歴史から見た際にいつ発生してもおかしくないという時期にはきています。


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