ウクライナ軍、ロシアに越境攻撃-2022年の侵攻後で最大規模
Bloomberg.com
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ウクライナがロシア領内に攻めこむことの是非はもはや問題ではなく、問題はこの作戦に勝ち目があるかどうかです。
1000人かそこらで、クルスク州を制圧できるわけがありません。
打撃を与えてすぐ撤退するならいいでしょうが、占領地を維持しようとすればウクライナ側の犠牲が増えます。
いずれにしろ、ロシアの世論への心理的ダメージを狙った作戦でしょう。
ウクライナ国民の士気を高める効果も期待しているでしょう。
戦争全体の正面の戦線であるウクライナ東部では、ロシア軍に押されていますが、そこに戦力を投入するよりも、ロシア領への逆侵攻に兵力を投入することの評価は、むずかしいところです。1000人規模だと占領はできなので、陽動作戦、もしくは威力偵察の類だろう。これまで陸軍部隊がロシア国境を越えたことはないので、ロシア側にとってはサプライズで、今後は国境防衛のために東南部以外にも兵力を割かないといけなくなるので、それなりの意味合いはある。ただし今回の越境攻撃でロシア人の民間人が巻き込まれていた場合には、ロシア側の反発を引き起こすだろう。
これまでロシア領内への攻撃を制限されてきたウクライナ軍だが、ロシアの深部に攻撃しないためには、直近の攻撃拠点となるロシア領内の軍事拠点を攻撃するしか選択肢はない。こうした攻撃対象の拡大が戦況を変化させていく可能性はある。