2024/8/8

【大荒れ相場】「爆上がり・爆下がり銘柄」を冷静に読む

NewsPicks 副編集長
日本株は、記録ずくめの日々が続いています。

日経平均株価は、7月11日に
「4万2224円」の史上最高値を記録後、ずるずると下げを続け、先週金曜(8月2日)に史上3番目の下落幅を記録しました。

さらに、週が明けた今週月曜日には、「4451円安」という史上最大の下げ幅を見せました。そして翌日、今度は「3217円高」という史上最大の上昇幅となりました。

この動きをグラフにすると、まさにジェットコースターのようです。
いま、マーケットでいったい何が起きているのでしょうか。

また、この大荒れ相場の中、今年1月始まった新NISA制度で投資を始めた人(新NISA民)を含め、個人はどう対応すればよいのでしょうか。

今回の「緊急特集 株パニック」では、起きた事実を冷静にひも解きながら、専門家と一緒に次の一手を考えていきます。
第1話/全2話
INDEX
  • 1️⃣ 起きたことを冷静に整理
  •  ⚫︎日本だけ「2桁の乱高下」
  •  ⚫︎日銀のタカ派で「タントラム」
  • 2️⃣ 日本株:年初来はプラス
  •  ⚫︎半導体6銘柄
  •  ⚫︎急落した銀行株
  • 3️⃣ アメリカ・世界株
  •  ⚫︎オルカンとS&P500
  •  ⚫︎どうなるエヌビディア
  • 4️⃣ 今後の重要ポイント
  •  ⚫︎どうなるアメリカ経済
  •  ⚫︎個人投資家「逃げない」

1️⃣ 起きたことを冷静に整理

 ⚫︎日本だけ「2桁の乱高下」

まず、下の株価マップを見てほしい。
時間軸を先週木曜日(8月1日)に戻す。
数字はそれぞれ株式市場の前日比で、赤はマイナス(下落)で、緑はゼロ付近かプラス(上昇)を示している。世界の主要マーケットは、日本からスタートし、アメリカで終わる流れを上から表現した。