アメリカやイギリスなど少なくとも6か国の駐日大使、長崎の原爆式典を一斉に欠席へ イスラエル不招待を受け
コメント
注目のコメント
一市町村のイベントで、そこの市長が各国大使を招待した、ということなので、欠席して総領事程度が出席しても、礼を欠いたことにはならないでしょう。
広島と長崎だけは特別扱いされるべきだ、と思っているのは日本人だけです。
何なら、日本軍が広島の死者以上に人を殺した都市もありますが（マニラとか）、別に日本を含めた各国政府が特別扱いもしてくれません。日本は、第2次世界大戦では、殺した人数の方が殺された人数よりも明らかに多いです。
戦争でもっと人が死んだ場所なら、世界にたくさんあります。ビアフラとか。そのために、日本政府は毎年追悼のために代表を送っているでしょうか。
現在進行形でも、シリアやイエメンでは40万人以上殺されています。
過去の遺恨を措いておいて、多くの国の大使が毎年出席してくれるだけでも、大変な特別扱いです。
一市町村のイベントでこんなこともあった、というだけなので、国際的な問題というほどでもありませんが、しいていえば、バランスの問題でしょう。
長崎市は、
非招待： ロシア、イスラエル、ベラルーシ
招待： パレスティナ（日本政府は未承認）、イラン、シリア
ということだったので、日本人の多くはピンとこないでしょうが、欧米視点だと、イスラエルの位置づけが不遇すぎます。
せめて、イスラエルだけではなくイランも非招待なら、ヨーロッパ諸国の対応は違うかもしれません。広島含めてですけど、ロシアも招待して（広島でのイスラエル駐日大使のように、執拗に表情を撮影してもいいから）、核兵器の恐ろしさを世界中に訴えればよいのになあ…と思ってます。
招待しないことでメッセージを発しようとする…その左巻きの方々の発想がまったく理解できません。実際、こうやって欠席する大使が増えるわけだし、逆効果よね。
建前としては不測の事態を考えて招待してないらしいですけど、広島や長崎の式典でドンパチやったら、さすがに全世界を敵に回すと思います。
そのくらいの重みが広島や長崎にはあると、私は信じています。
なんなら毎年8月に世界中のすべての首脳が（大使レベルじゃなくて）広島長崎に集まって、核兵器の恐ろしさについて再確認してほしいくらいです。アメリカやイギリスの大使からしたら、特に行きたくもない式典だけど、行かないと問題視されるから例年出席していたのでしょう。
イスラエルが呼ばれなかったことをこれ幸いと、不参加の口実にしたのではないでしょうか。
ただ、そうだとしても、「イスラエルをロシアと同じように扱うべきではない」というのは、よく分からない主張です。
国際法を破って入植（要するに侵略）したり非戦闘員を殺したりしているという点では、程度の差こそあれ、同じことです。『孟子』はまさしくこれを「五十歩百歩」と表現しました。
まぁ、そんなことはさておき、イスラエル支持を表明しつつ、行きたくない式典も欠席できて、彼らとしては上々の出来栄えです。
数年前には本邦の首相でさえ、スピーチの紙を一枚とばす（事前に内容確認さえしていない）、というやる気の無さを見せました。そんな式典、外交的にも心情的にもプライオリティは低く見積もられて当然です。
