市場不安定なら「利上げせず」 当面、現在の緩和継続―内田日銀副総裁
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日本経済の背後には①1200兆円の借金を抱える政府、②600兆円の国債を抱える日銀、③マイナス金利に耐え兼ねて長期債の保有を増やした地銀、④高騰したマンションを変動金利ローンで買った家計、⑤赤字資金を含む長期運転資金を短期借入の転がしで賄う企業、⑥円安で膨らんだ企業業績、⑦それを拠り所に高騰した株価、といった、金利上昇に耐えられない構図が生まれています。財政拡張と異次元緩和生み出した灰色のサイと呼ぶことが出来るでしょう。だからこそ日銀は、長期国債の買い入れ額を四半期ごとに4千億円づつ減額する(⇒長期金利の上昇要因)と発表するに際し、長期金利が急騰するようなら再び無制限に買い入れる余地を残すこともしたのでしょう。投機的な要因で動く株価は本来なら日銀が政策目標とすべきものではないですが、家計が新NISAに釣られて貯蓄から投資に動き出した直後でもあるだけに、株価の急落が経済そのものを冷やす虞無きにもあらず、です。市場が落ち着くまで利上げしないというご発言もむべなるかな。
とはいえ日銀は、緩和を続ければ灰色のサイが益々大きく育つ、政策を転換すれば灰色のサイが暴れて景気を冷やす、という二律背反の前に置かれています。サイが暴れ出すことを恐れて過剰に躊躇うと、我が国はのちのち、更に大きく育ったサイに襲われます。火中の栗を拾った植田日銀の上手な舵取りに期待したいところです。 (^.^)/~~~フレ!想像でしかないが、植田総裁はこのような未来を分かってたのでは無いか。
金融政策の正常化が茨の道なのはこれで政治家も国民も分かっただろう。
過度な円安選びますか?利上げからの株価暴落を選びますか?
ここまで来たら政治家にも国民にも痛みを受け入れる覚悟が必要だ。
与党も野党も人気取りのポジショントークで金融政策を弄ぶな!!