NY株式市場 ダウ平均株価 一時700ドル超値上がり
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きょうのNY株式市場、市場はひとまず落ち着きを取り戻し、ダウ平均は反発しています。
一時746ドル高まで買われる場面も見られました。
IT・ハイテク株も買い戻しが見られ、ナスダックも大幅反発。
世界同時株安の中、米株式市場も約2年ぶりの最悪を記録しましたが、本日はその動きが一服しています。
歴史的な暴落をした日本株が急反発したことも一服感に繋がっている模様。
ストラテジストからは「株式市場は昨年秋以来の力強い上昇後、バリュエーション、センチメント、ポジショニングは伸び悩んでいた。いま市場が経験しているのは、これまでの強気のポジショニングの巻き戻しで、景気後退を本格的に警戒しての新規の動きではない」との見解も聞かれます。
ただ、市場関係者の見方は分かれていそうです。
高バリュエーションと高値を達成した市場において、前日までで調整売りは終わったとの楽観的な見方の半面、この痛みはまだ続くとの警告も出ています。
底値を付けたと言うのは時期尚早。ダメージは大きく、修復にも時間がかかりそうだ。しかし、ポジティブ・サプライズに対する市場のハードルは低く再設定されたころから、それに伴ってリスク・リワードも徐々に改善されつつあるようだ」との指摘も出ています。
エコノミストからは、FRBの大幅利下げの可能性は低いとの見方が出ています。
直近の市場の混乱にもかかわらず、FRBは想定される路線を継続する可能性が高いといい、パニック的な対応は考えにくく、FRBは大幅利下げや緊急利下げで政策の大転換を示唆することは避けるという話。
FRBは緩やかな緩和アプローチを堅持し、9月から数カ月の間に3回、0.25%ポイントずつの利下げを実施すると予想しているとの見解を示していました。
金利上がりVIX大分落ち着きましたがEXTREME GREED継続です。
日経平均テクニカル的に陰の陽はらみ後SQ週水曜な本日動き気になりますし、米株取引時間外のスーパーマイクロ決算後の株価動き(急騰後に一転下落)も気になるところです。こういう報道を見ると、結局は「説明」に関する部分は何も言っていないに等しいな、と思う。
「アメリカの景気減速への懸念が行きすぎだったとの見方も出て投資家の間に広がった動揺は落ち着いてきている」。これは後づけの理屈で、インサイトは感じない。
少し前のコメントで言った「セールス担当がクライアントにあいさつ代わりに使うトークの材料としてモーニングミーティングでトレーダーが与えるbullshitなセリフ」(私がトレーダー時代にやっていた朝のルーティン)と同じレベルのもの。
「東京市場の日経平均株価の記録的な乱高下や、金利が低い円の調達によって行われていた取り引きが日銀の利上げと円高の進行で継続できなくなったことが、ニューヨーク市場の株価の不安定な値動きにつながっている」という部分も、「投資対象から得られる生のリターンと、調達コストの差分」をみるべきで、その差分は主要市場で東京がダントツで最大であるところ、表面的な為替の上下の話とまぜこぜになっている。しかも、今回のことで日銀は不用意に利上げを仕掛けにくくなった訳で、まともなファンド投資家はそこを見抜いているはず。
こういうときは、記事の説明部分を飛ばして、「代表指標」である「値動き」、つまりデータを自分の目でダイレクトに見たほうがいい、と申し上げたい。なんなん?という感じ。
・日米金利差…
・雇用統計が震わなかった…
・中東情勢…
後付けで挙げればキリはないですが、ここまで乱高下するとは…
時折訪れる調整、しかし、楽観は禁物なのは事実かもしれません。
しかし、投資は良き銘柄を長く、一喜一憂しない。以上ですね。