再送ハリス氏、副大統領候補に中西部州知事ワルツ氏 農村・白人票狙う
AI要約
- 1米民主党のハリス副大統領が、11月の大統領選に向けてミネソタ州知事のワルツ氏を副大統領候補に選出したとのこと
- 2ワルツ氏は進歩的な政策を推進しつつ、保守的な立場も持ち、農村部の支持獲得を狙っているとのこと
- 3共和党のトランプ前大統領はワルツ氏に対して激しい批判を行い、最悪の副大統領になるだろうとの意見を示したとのこと
コメント
注目のコメント
ハリス氏からワルツ氏への電話の模様
https://x.com/KamalaHarris/status/1820900959045685361
副大統領候補就任依頼の電話、ということですが、つくりこまれた、演出を考えに考えた動画でしょう。
大統領選挙ともなれば、巨額の費用で当代一流の演出家、構成作家が雇われます。
とにかくカジュアル。特にワルツ氏の方がカジュアル。
それから、会話もカジュアルで、すごくわかりやすい単語や言い回しで構成されています。
民主党の幹部は、とにかくエリートぶっていて金持ちで取り澄ました連中、という印象が広くあります。
プロレス司会者のトランプ氏が「反エリート」を掲げて台頭に成功した主な理由でもあります。
トランプ氏も十分に金持ちだし学歴もありますが、プロレスの司会並みにわかりやすく、ウケやすい言葉遣いを巧妙に用いています。
そのあたりを研究して、民主党側も取り入れたのでしょう。
ワルツ氏の服装は退役軍人らしさもありますが、これはトランプ氏には無いものです。バンス氏には十分な軍歴がありますが。
当然、これも演出でしょう。軍歴の有無は、米国では政治家の資質としてかなり重要です。この副大統領候補の選択は、ハリスの決意のあらわれのようにみえます。また、民主党にとってもかなり思い切った決断になったのだと思います。民主党の重鎮たちは、シャピロ推しでした。激戦州のペンシルベニア州は負けられない場所ですし、中道でより保守的なシャピロであれば浮動票をとりやすいという目論見です。ただし、イスラエル寄りの発言が懸念はされていました。
対して、ワルツは一見やさしそうなアメリカン・パパですが、価値観としてはバリバリの革新。長年のLGBTQへのサポートはいうまでもなく、知事になってからは労働組合の強化、大麻の非犯罪化、学校給食費無料化や、州憲法に中絶の権利を書き込んだり、とかなり左寄りの政策を進めてきました。
ハリスの決意としては、革新、左寄りの立場を明確化することで、コアの支持層を取り込み、若年層を取り込み、さらにそこからムーブメントを作り出す。大きな賭けです。ハリスと民主党はこの賭けに勝つことができるのか!?