(ブルームバーグ): ソフトバンクの宮川潤一社長は6日の4-6月期(第1四半期)決算会見で、シャープの堺工場を活用してデータセンターとする計画に関して、実現可能かどうか改めて確認していることを明らかにした。
宮川氏は、シャープと堺市との間の取り決めで異なる部分があると分かり、継続できるのか、本当はできないルールになっているのか確認していると述べた。できなければ「ギブアップするかもしれない」と話した。
また、もともとシャープとは1月に堺工場の再利用の検討を始め、3月ごろに法的拘束力のない仮の契約を結んでいたと説明。議論の最中にKDDIも堺工場を利用するとの話が持ち上がり、改めて正式な契約を結んだといい、「僕もびっくりした」と宮川氏は話した。ただ広大な土地があるため両社で利用できるとしている。
ソフトバンクとシャープは6月、堺工場でのAI(人工知能)データセンターの構築に向けて基本合意書を結んだと発表していた。
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