「失敗学の見本」とまで言われる新国立競技場3つの問題
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注目のコメント
湯浅さんのコメントに便乗して。
すごく個人的な話でこの件からは脱線するけど、元役人というだけで、国立競技場問題はおかしいと詰め寄られることがあるのはなぜ？
まったく関わったことがなく、関係も薄い役所だったのですが(泣) 他にも外務省（元所属先）の政策や政府全般の問題について議論になったときに、「川端さんのいる前で申し訳ないけど」という前置きが入ることも少なくない。もう五年近く前に辞めたんですが・・・
役人みんな一緒！と言うことでしょうか。少なくとも辞めた人で関わったことのない政策については、外して欲しい。
あと、2、3年前に関西地区で行われた某アカデミック会合では「外務省の政策はおかしいんです！！」と有名な学者さんから公開Q&Aで詰め寄られて、「もう辞めたし、その案件には関わったことがなくて経験としてもお答え出来ない。直接役所に言って下さい・・・」としか答えようがなかった。でもその人はかなり食い下がって、研究会終了後も捕まって「僕の言いたいのはね・・・やっぱり外務省には納得できない」と延々。本で読んで素晴らしい内容と思っていた先生なだけにギャップに驚いた。役人叩きが一般化していますが、個人的に知っている官僚の方々はみなさん優秀なんですよね。なので私は、単純にスキルやマインドの不在と言うよりかは、表には出てこない思惑や圧力や貸し借りといったドロドロしたものが原因だと思っています。
選考過程の議事録のまとめ読んだけど、二次審査の選考基準が以下。
（1）未来を示すデザイン
（2）スポーツ・イベントの際の実現性
（3）技術的チャレンジ
（4）実現性
（5）その他、評価すべきポイント
サステナビリティの概念が全く入ってないのよね。オリンピック後にどう活用していくかが重要視されていない。そして再投票で意見が割れた後、最後の選定基準は・・・
「日本が世界に発信する力」という観点から再び議論。その結果、実現性を含め、強いメッセージ性と日本の技術を世界に示すことのできる最も優れた作品として、最優秀賞にザハを選定。
もう何だろうね。これじゃ国の威信見せつけたい中国のオリンピックと変わらなくない？ロンドン五輪に学ぶことはできなかったの？って感じ。2500億かけて、維持費はどのくらい上がるんでしょうか。成熟社会のあり方を先進国の先頭を切って示すチャンスだったのに本当に残念。
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXNASFK1602H_W4A610C1000000/
