銀行株が大幅続落、MUFGは過去最大下落率-長期金利低下意識
AI要約
- 1三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループの銀行株が大幅下落し、MUFGは一時21%安を記録したとのこと
- 2日米の長期金利が急低下し、銀行の収益悪化が懸念要因となって売りが優勢との分析がある
- 3日本銀行の総裁は金利の上昇について「0.5%の壁」は特に意識していないとの見解を示した
コメント
注目のコメント
米投資銀行の債券トレーダー経験者として、言わせていただく。
株が下がれば債券は買われる。
これは、理屈で考えても、歴史を振り返っても、違和感ない半ば自然現象のようなもの。
それを「国債利回り低下などにより銀行の収益がダメージを受ける可能性」などと言ってしまうのは、ニュースなどではよく耳にする説明だが、ほとんど素人のコメントに近い。大手銀行は、日米の国債やモーゲージ債(MBS)の巨大なポートフォリオを抱えており、その評価益が莫大になっているはずです。少し前に批判を受けた農林中金の投資損失の損失要因は、今日とは逆に金利上昇(国債価格の下落)だったということを忘れてはいけません。(もしあの時、農林中金が損切りしていなかったら、今日は大儲けです笑)銀行セクターがとくに下落幅が大きいですね
理由を探せば
・長期国債の金利の低下でイールドカーブがフラット化し収益見通しの悪化
・円キャリーの巻き戻しによる金利収入の低下
などが考えられますが、単純に信用取引を巻き込んだ投機的な売りが重なっているのかもしれません