株安・円高に歯止めかからず、マネーが逆回転 米景気後退に現実味
AI要約
- 1東京市場は株安と円高が続き、日経平均は一時3,300円下落し、ドルは142円台に落ち込んだとのこと
- 2米雇用統計の悪化が市場心理を冷やし、日本企業の業績への影響も懸念されているとのこと
- 3外為市場ではドル売りが進み、米金利の低下により、円債市場にも安心感が広がっているとのこと
コメント
注目のコメント
記事の内容には問題はないのですが、タイトルの「米景気後退に現実味」は、言い過ぎというか、限りなく間違いに近いです。
パウエル議長は、先週のFOMC後の記者会見で、6月の4.1%という失業率は「歴史的な低水準にある」と評価していました。現にそのとおりです。
それにもかかわらず、7月4.3%への急上昇を見た途端に「景気後退に現実味」はさすがにないでしょう。例のサームルールの信奉者の方でも、景気後退の「懸念」「可能性」くらいの慎重な表現に止めています。
4~6月GDPが2.8%も成長したことは忘れるべきではないでしょう。米国の潜在成長率を約1%ポイントも上回っています。「米国の景気減速懸念」「植田ショックによる円高」など株価下落の要因は挙げられています。ただ、これら想定できる要因で株式市場が下がるのは1〜2%程度です。それ以上は、下落したことでポジションを閉じないといけない投資家が増え、売りが売りを呼んで加速した結果と思われます。
こんな状況でも株式市場のグラフを20年のスパンにすれば、わずがな下げです。長期投資で持ち続けることが大切です。