円が対ドルで1%超上昇、株安でリスク回避-1月以来の144円台
AI要約
- 15日の東京外国為替市場で、円相場は対ドルで1.2%上昇し、1月以来の144円台を記録したとのこと
- 2日米株式相場が大幅に下落し、投資家のリスク回避の動きが円買いを促進したとのこと
- 3円相場は一時144円77銭に達し、1月12日以来の高値を付けたとのこと
コメント
注目のコメント
円高歓迎。日本人の資産価値が上がるので。円安で得するのは一部の投資家と多国籍企業くらい。外貨資産を持たない多くの庶民の資産価値が落ちてしまった。
投機筋の円ショートは過去最高水準に積み上がっていましたから、その解消(円の買戻し)が活発化していると思われます。一方、最新の7/30時点におけるCFTCデータでみるIMMポジションによれば、円ショートはピーク時の6割まで縮小していました。その後も縮小が続いているとみられ、足元では相応に解消が進んだと思われます。では、ここから円高を見越して投機筋が円ロングにひっくり返すのか?といえば、それは容易ではありません。高金利通貨売り・円買いポジションは、金利差が逆ザヤとなるネガティブキャリーとなるからです。そもそも日本の実質政策金利は依然としてマイナス圏のままであり、諸外国よりかなり低い点も変わっていません。貿易赤字、サービス収支の赤字、活発な対外直接投資などに照らせば、実需は依然として円売り超のはず。140円割れはあるのでしょうが、このまま円高トレンドが定着するわけではないとみていますが、さて。。。