2024/8/5

【必須知識】今世界で一番「危険なSaaS」、知ってますか

岡 ゆづは
NewsPicks編集部 記者
INDEX
  • 「SaaS化」の最新形態がここに
  • もう「天才ハッカー」はいらない
  • 今、日本企業が狙われている
  • 徹底的に「金を稼ぐ」ビジネスモデル
  • まるで野球選手。交渉も「代理人」に
  • 「RaaS」のブランディングがすごい
  • KADOKAWAの「特異」なケース
  • 日本企業は「弱点」だらけだ

「SaaS化」の最新形態がここに

この10年、テクノロジーの世界は「SaaS」が大きく牽引してきた。
Gmailのおかげで、自社ドメインのメールを簡単に作れるし、Zoomの登場で、出社やミーティングの概念は一気に変わり、さらにAIの時代になり、翻訳やプレゼン作成まで簡単になってきた。
つまりSaaS（Software as a Service）は、これまでは高度な人材が社内にいないとできなかったことを、テクノロジーの力で、どんな企業／個人でも簡単に実現できるようにしてきた。
かっこよく、「テクノロジーを民主化」してきたわけだ。
ただ、実はこの民主化は、知らぬ間に誰も想像をしなかった領域にまで達してしまっている。
それが今特集で取り上げる「RaaS」だ。