(ブルームバーグ): 著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資・保険会社バークシャー・ハサウェイは、4-6月(第2四半期)の大規模な株式売却の一環として、アップル株の保有を50%近く削減した。この結果、バフェット氏の現金保有高は過去最高の2769億ドル(約40兆5700億円)に増加した。
3日の発表によると、バークシャーは4-6月期に全体で755億ドル相当の株式を売り越した。営業利益は116億ドルと、前年同期の100億ドルから増加した。
エドワード・ジョーンズのバークシャー担当アナリスト、ジム・シャナハン氏は「これは新たな売りシグナルと結論づけられるかもしれない」と指摘し、「われわれの予想をはるかに上回る、高い水準の売却の動きとなった」と述べた。
バークシャーは、株価が上昇する一方でディール活動が停滞する中、積み上がる現金の用途に苦慮している。バフェット氏は5月に開催された年次株主総会で「リスクがほとんどなく、大きな利益を得られる」案件だと考えられなければ、現金の使用を急ぐつもりはないと述べていた。
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原題:Berkshire Cuts Apple Stake by Almost Half in Selling Spree (2) (抜粋)
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