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「俺もう駄目かもしれない」孤独・孤立を深める若者たち コロナ禍で失われた大学生の居場所【報道特集】

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注目のコメント

  • 髙橋 宏瑞
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    順天堂大学医学部総合診療科 准教授

    コロナウイルスは医療、経済、社会の三方面に大きなダメージを与えましたが、その中でも特に社会的な影響が最も軽視されてきたと考えます。社会へのダメージは中長期的に現れるでしょう。

    この記事では、大学を卒業することが最も重要であるかのように書かれており、多くの人がその価値観に基づいて生活していると思います。

    精神医学の分野では、人生の選択は自分の本来の価値観に基づいて決定することが幸福につながるとされています。しかし、多くの人は親や社会から押し付けられた価値観の中で生き、自分自身の価値観を見失っています。大学を卒業しなければならないという考え方もその一例です。

    内省を軽んじず、自分自身をしっかりと理解し、自らの人生設計を進めることが非常に重要です。


  • 泉 雅人
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    LIFULL senior 代表取締役

    新卒採用でこの世代の学生の話を聞きましたが、苦しい受験勉強をくぐり抜けた先にようやく辿り着き、その直後入学時からオンラインだった人たちの孤独や戸惑い。それはもう計り知れないものあると感じました。

    その状況を活かして新たな活動ができた人もいましたが、この記事のように苦しんで潰れてしまう人もいたんですね…

    あらためて人は合理性だけでは生きられないんだなと思います。


  • 塩崎 悠輝
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    「大学なんてどうせ4年しかいないのだから、その後に備えることがやるべきことだ」とか、
    「大学の知人なんて卒業したらほぼ会わないのだから、大学の外に広く人間関係をつくっていくことの方が有意義だ」とか、
    「学生なら書物を読め、1日10時間書物を読んでいれば居場所がどうとか気にならなくなる。それに、書物を読むのはそのへんの大学生と飲み会をやるよりはるかに世界が広がる」
    とか言ってもどうにもならないのでしょう。

    人間はそれぞれで、できることもやりたいこともそれぞれです。
     18歳くらいになっていると、それまでの生き方や価値観を変えることはほとんど無理です。
     そうであるからこそ、外から生き方や価値観の変更を強制したりできないし、一人ひとりに合わせたケアを大学や政府がすることもできません。
     書物を1日10時間読むための指導なら、大学でもできますが、飲み会とかは勝手にやってくれ、というしかないですね。

    ただ、大学はたかが4年(その4年をかけがえのないもの、と思い込んでいるのでしょうが)のものというのは本当なので、そういう「居場所」とかから離れて生きていかねばならないというのは全員共通です。
     「居場所」なしで生きていける人間になる必要があるのですが、居場所が人生に必要なら、宗教とか職人や農家の共同体に住むべきですね。別に冗談や皮肉ではなく、そういう生き方はあるし、否定されるべきではありません。


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