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米がイスラエル防衛強化で艦艇派遣、イランなどの「報復」宣言で 戦闘機部隊追加も

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  • 塩崎 悠輝
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    イラン革命防衛隊は、イスラエル国内、イスラエル国外の様々な目標を攻撃すると考えるべきですが、ミサイルとドローンが使用されるのは確かだと考えられています。
     イスラエル軍は、イランのミサイルとドローンは全て撃墜する構えですが、米軍の航空支援は非常に有用です。
     また、イスラエル政府としては、サウディアラビアとヨルダン、それとできればエジプトが、ミサイルとドローンを撃墜するのに参加してくれることを希望しています。アラブ諸国は、イスラエルに加勢するということではなくても、自国領空を無許可で飛行したから撃墜した、という建て前で済ませることもできます。
     イスラエル政府は、こういった諸外国との協力を得るために、外交機関がフル稼働しています。
     イランの外交機関もまた同様です。

    イランの大規模攻撃があってそれで終わり、ということはなく、すぐに次の戦線拡大に移行します。
     まずレバノンでの戦闘が激化するというのが一番ありえるでしょう。
     米国をはじめ、欧米諸国は、レバノンに在留する自国民をとにかく脱出させようと稼働しています。

    レバノン戦線は、イスラエル政府としてはレバノン国民全体を敵に回す必要はなく、イランの手先であるヒズブッラーの消滅が目標です。
     レバノンでこそ、調略と分断、買収と引き込みが必要であり、イスラエルの諜報機関がフル稼働しています。
     戦争は、多くの政府部門がフル稼働するものです。


  • 小谷 賢
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    日本大学危機管理学部 教授

    米国はイランがミサイルによる報復に出る可能性が高いと見て、ミサイル迎撃機能を持った艦艇を派遣している。ただ米国は大統領選挙の最中で、本格的な介入は難しいし、イランとしては世界がパリ五輪に注目している内にやってしまうべきか、様々な思惑が交錯している。


  • 武貞 秀士
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    拓殖大学大学院 客員教授

    アメリカとイスラエルは一体として見なければ。同盟関係以上のキズナと見ることが大事。アメリカ社会に張り巡らされたユダヤ人ネットワークを考えると同盟関係などといったよそよそしい関係でなく、イスラエルはアメリカの体の一部分なのだ。だからアメリカとイランが戦闘状態に入る可能性がある。バイデン政権の力量が判明する。


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