五輪ボクシング性別騒動泥沼化 IOC批判のIBA、棄権した伊選手に五輪王者と同じ賞金5万ドル授与発表「涙見てられない」IOCと選手との分断狙いか
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この記事は、確かに、IOCとIBAの話ですが、カリフ選手が男なのにという前提の話が良く聞かれるので一言。私が知る限り、ケリフ選手は、性分化疾患(DSD)の女性です。トランスジェンダー云々という議論自体は危険だと感じます。
ケリフ選手は女性の身体に生まれ、女性として育てられてきました。DNA検査で、通常は男性に見られるXY染色体を持っていることが判明しました。これは彼女が性分化疾患(DSD)を持っていることを示しています。DSDの人々は、性の発達における遺伝子やホルモンの異常を持つことがあります。ケリフ選手はその一例です。
したがって、ケリフ選手の状況は「トランス女性の女子トイレ使用問題」とは異なります。彼女のケースは生物学的な異常によるものであり、社会的・法的には女性として扱われています。
ただ、XY染色体を持つ者が、それ故に肉体的に有利になることを前提にして、女性として同じリングで競うべきかどうかという議論はあると思います。この件に関しては何が正確な情報なのかはっきりしません。一度落ち着いて情報と考えを整理したいです。
下の記事で中京大学の來田さんが指摘しているとおり、性にかんすることはそもそも高度なプライバシー情報でもあります。
有料ですが下の朝日新聞デジタルの記事はとても参考になりました。
ボクシング女子、性と出場資格めぐる議論 「公平性」模索の歴史
https://www.asahi.com/articles/ASS820HK8S82UTQP00ZM.html>「選手の性別と年齢はパスポートに基づいて決定される。すべての人は差別なくスポーツをする権利を持っている」
この発言に関しては、パスポートの性別に基づいたら、パスポートの性別変更に性別適合手術の証明を必要としない国とかから、「身体的には男性の女性」が出場し放題では?
ただ、イマネ・ケリフ選手に関しては、身体的には生まれたときから女性だが、染色体がXYって特殊なパターンなので、トランスジェンダー問題とは全く異なるのですよね。