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コメント
注目のコメント
そうそう、これ(笑)
weirdはいろんなニュアンスがありますが、本件のコンテクストでは、「変」よりむしろ「キモい」の方が的確な和訳でしょう。ちなみにweirdoは「キモい男」という意味です。
たとえば。トランプは5人いる子のうち、才色兼備なイヴァンカをとりわけ可愛がっているのは周知の事実ですが。そのイヴァンカの外見を殊更に褒め、「もしイヴァンカが俺の娘じゃなければデートしたい(=性的興味があることを暗示)」と言い放ち、その場の女性コメンテーターにweird!!と言われている動画が拡散しています。
https://twitter.com/RpsAgainstTrump/status/1819195875580629097
もちろん本人はジョークのつもりですし、周囲ももちろん理解しているのですが、近親相姦が絶対的なタブーのキリスト教文化が強いアメリカでは、これは超絶に「キモい」発言です。(日本文化でも、冗談とわかっていてもキモい発言ってありますよね。)
なんでトランプが怒ってるかというと、例の銃撃事件も含め、彼は(少なくとも彼の支持者の間では)「マッチョな男」として売ってきました。それが「キモい男」と言われて、怒らないわけがありません。
んで、トランプもヴァンスも「俺はweirdじゃない!」と反論しているのですが、女性にキモいレッテルを貼られた本人が「俺はキモくない!!」と反論しても逆効果なだけですよね。そんな感じが、今の空気感です。ヴァンスのCat woman発言と合わせ、女性からの支持が遠のいています。多様性を掲げる論者が、他者を「変」と罵るところに、ある種の欺瞞を感じるのは私だけでしょうか。
「変」と感じるのは、生理的な反応でもあるでしょうから、致し方ないのかもしれません。
他方、多様性を掲げる政党や論者が、相手の性質が「中央値や規範」から離れていること自体を批判するのは、一貫性がないと見られても仕方ありません。
なぜなら、多様性を強調する論者は、個性やマイノリティの特質も全て受け入れられなくてはならないと主張しているにもかかわらず、自分が好まない特質を持つ相手は受け入れないという自己矛盾が生じるからです。
他方、選挙ですから、あまり物事を深く考えない有権者の共感を得られればよいというのは一面真理でしょうから、記事にあるとおり、相手が嫌がる戦法をとるに至っているのかもしれません。Weirdが共和党にとってズシンと腹に響く言葉になるとは驚きです。Google翻訳では、「不気味」「怪奇」「ヘンテコリン」という意味。
このヘンテコリンというのがピッタリくるように思います。幼稚な言葉だけど、極めて侮辱的。