米マクドナルド、2020年以来の減収-来店客数の減少響く
AI要約
- 1米マクドナルドが第2四半期の決算を発表し、2020年以来初めての減収とのこと。既存店売上高は前年同期比で1%減少し、米国での来店客も減少した
- 2一株利益は2.97ドルで、アナリスト予想を下回った。新規出店と営業利益率のガイダンスは維持するとのこと
- 3消費者の節約志向に対応して、米国では5ドルセットメニューの販売を開始したが、増収効果は後半に現れる見込みとのこと
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注目のコメント
マクドナルド<MCD>に買いが続いており、上げ幅を伸ばしています。
取引開始前に4-6月期(第2四半期)の決算を発表し、既存店売上高が2020年以来の減収となり、予想も下回りましたが、投資家が懸念していたほどの落ち込みではないとの見方が広がっている模様。
第2四半期の既存店売上高は前年比1%の減収となり、各地域で売上が減少しましたが、特に米国は、価格上昇で一部相殺されたものの、来店客数の減少が響いた模様。
ボーデンCFOは「消費者の財布が圧迫されており、第3四半期の既存店売上高も3つの地域で減収が見られている。しかし、このような環境変化が向こう数四半期に及ぶとは思っていない」と述べています。
同社は今年に入り、長年の値上げと家計のひっ迫により、世界中の消費者がビッグマックの購入を控えたため、売上の伸びを鈍化させています。
ケンプジンスキーCEOは「われわれの価値観リーダーシップ・ギャップが拡大しており、これを回復させる」と宣言しました。
同社は決算説明会で「5ドルセットを注文した人の平均会計額は10ドルを超えており、このプロモーションの上に商品を追加で購入していることを示唆している」と述べていました。飲食で重要な指標である既存店売上。これが前年比1%減ですが単価増なので、値上げにお客様がついてこず客数減に。結果今は5ドルセット強化ですが、この動向は先行事例として見ておきたいですね。
マクドナルドの5ドルセットが成果を上げて定着すると、他の競合他社も5ドルセットの類似品を出す可能性もありますし、そうなると同業内での競争にまた拍車がかかりそうですね。