【3分理解】「プライマリーバランス黒字化」って、どう凄いの?
NewsPicks編集部
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注目のコメント
そもそもPB黒字化なんて目標掲げていまだに債務を減らそうとしているのは日本だけで、20年前の経済論壇で主流だった考えです。
現代の財政運営の潮流は、いかにマクロ経済を安定させるために政府債務/GDPの規模を最適に保つかを目標とする最適財政論なんですけどね。借金の元本や利払いをどれだけ減らせるか、という問題はあるにせよ、健康体質への第一歩であることは間違いありません。これからは、税収を増やすことと同時に、支出を減らすことも大切です。
カナダでは、支出を抑えるひとつとしてキャッシュレスを加速しました。日本の1円に相当する1ペニーの製造と流通を廃止したのです。それによって経済を活性化し、社会コストを削減したのです。日本は新紙幣を発行しましたが、こういうムダ遣いはやめて、支出を削減し、社会保障などを手厚くするべきですね。国の経済はいろんな見方ができるので一概に言えないですが、今の日本において財政を黒字化することの意義がどれだけあるのかというと謎です。
そもそも財政赤字で、借金があるといいますが、日本の場合はその負債のほとんどが国民のものなので、単純に考えると市場からそれだけのお金を吸い上げているということですし、それだけ税金が上がっていて、かつ社会保険料も上がっているわけで、国民一人一人が使えるお金が減っている状況が健全なの?っていうと全くそんなことはないと思います。
今後、人口も減るわけですし、消費税とか無くして、より活発な経済活動に押し上げることに全力を上げるほうが長期的にはいいんじゃないかと思いますが…。