2024/7/28
【渋沢栄一】なぜいま『論語と算盤』が世界で読まれるのか
企業は時に、利益を求めるあまり道徳的観点を軽視してしまうことがある。
そうした事態に警鐘を鳴らし続けていたのが新一万円札の肖像としても話題の実業家・渋沢栄一氏だ。
そんな彼の主張や思想がまとまった『論語と算盤』。初版の刊行から100年以上たった今、日本のみならず世界各国に愛読者がいる。
人々は彼のどのような考え方や人間性に惹かれ、本を手に取っているのか。
『詳解全訳 論語と算盤』(筑摩書房)にて現代語訳と解説を担当した守屋淳氏に、渋沢の人となりや、実際にその思想を落とし込んでいる企業のエピソードを紹介してもらった。
INDEX
- 拝金主義への強い危機感
- 中国では11種類の翻訳書
- 清水建設の社是に
- 現代人が学ぶべき渋沢の熱量