【渋沢栄一】ビジネスパーソンに必要な「常識」を語ろう
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注目のコメント
「人にはどうしようもない逆境にあったら、未来を見る」に、とても共感します。
全くの想定外で、しかも自分ではコントロールできずに不利なことや理不尽だなと思うことは、長いキャリアパスにおいては一度だけでは済まないものだなと、自身の過去も振り返り、今となっては苦笑ですが。
その出来事でわいている感情に振り回されるより、未来思考に目を向けることで、心のリセットもしやすく、自分を最強の味方につけられると、つくづく思います。
感情に自分を乗っ取られるのではなく、自分の未来へ向けて自分の大切な軸を持ち続けることは、尊いですね。別のところにも書きましたが、ユニクロの柳井氏は基本的に2つのことしかしていないといいます。(1)できることとできないことをわける(2)できることの中で優先順位をつける。多くの経済人が読んでいるという『論語と算盤』ですからどこかでつながっているのかと思いました。
『論語と算盤』は国会図書館デジタルコレクションで、無料で閲覧できます。旧漢字・旧かな遣いではありますが、口語ですのでそれほど読みにくいものではありません。
https://dl.ndl.go.jp/pid/1195171
もちろんこれで守屋先生のご高著の値打ちが無いというわけではなく、『論語』からの引用についての注釈は有用ですし、渋沢の考え方に関する守屋先生の研究成果が盛り込まれているのは、非常に価値の高いものだと思います。
なお、渋沢栄一には他にも『論語講義』という講義録があります。これも国会図書館デジタルコレクションで閲覧できます。こちらの方が更に本格的な内容ですので、『論語と算盤』が面白かったという方は、こちらもお薦めです。
https://dl.ndl.go.jp/pid/970987