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米GDP 2.8%成長に加速 8期連続でプラス 米経済はソフトランディング軌道

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  • 辛坊 正記
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    (株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)

    新型コロナウィルスが襲った瞬間、僅か2か月で米国の失業率は4%から14%まで一気に駆け上がり、仕事が無くなった企業と産業から仕事が増えた企業と産業に人が移って今の失業率はコロナ禍前に戻っています。一方、我が国では失業率は殆ど上がらず、一気に増えたのは雇用調整助成金を受け取るなどして雇われ続けているけど仕事がない社内失業状態の人たちで、厚労省はこれが600万人に達したと見ています。失業率に換算すると10%程度に相当しますから、日本でも米国並みに仕事が消えていたのです。米国並みに経済活動を止めたのですから当然です。その後我が国では、元の企業と産業が残業を減らす、ボーナスを減らす、出向先を捜すといった形で労働力を吸収して行きました。欧州辺りはその中間といったところでしょうか・・・

    結局のところ、良くも悪しくも自由度が高く企業と産業の新陳代謝が進む米国の経済が強烈に強く、規制と保護で安心安全を求める欧州と我が国、とりわけそうした傾向が強い我が国の立ち遅れが顕著で円の価値も落ちました。円安の背景にあるのは彼我の金融政策の違いだけではないことを、米国の強さにあらためて感じないでもありません (・・;


  • 永濱 利廣
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    第一生命経済研究所 首席エコノミスト

    とはいえ、各種ローン延滞率などがかなり上がってきてますので、引き続き米国経済に関して慎重な見方は変わらないでしょう。


  • 岡 哲久

    ポジティブに捉える人が多そうだけど、直近サンフランシスコや西海岸に行って、様々なレイヤーの方に実態聞いてみた経験から、

    少数のトップ層が異常値的に伸長して平均値は伸びているように見えるし、円安もあって日本から見るとすごく変動して見えるけれど、ドルベースの中央値はそれほど変わっていなく、中間層だった人が相対的に余裕がなくなっていることは明白。

    金額ドルベースでいろいろ示す弊害だなと。


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