2024/7/26

【橘玲】「人口の1%」のための超自由主義が、世界を覆い尽くす

作家
彼は、一体何を考えているのだろうか──?
イーロン・マスクはTwitter(現X)を買収してから2年弱で、機能変更や大量解雇といった改革を次々に仕掛けてきた。
しかし結果を見ると、利用者も広告収入も減少傾向にあり、うまくいっているとは言い難い状況だ。
それでも、マスクは止まらない。
さらなる機能変更を通して、Xを「今まではとは違う」プラットフォームに作り変えようとしている。
彼は、Xを通してどんな世界をつくりたいと考えているのか。
「X、無法地帯」特集2話目では、作家の橘玲氏が、イーロン・マスクの頭の中を掘り下げる。
テクノロジーの寵児が描く「理想の世界」は、私たちにとっても楽園か、はたまたディストピアか──?
INDEX
  • マスクはなぜXを買収したか
  • 虐げられてきた天才たち
  • トランプの陰に「あの男」
  • イーロンの「トランプ支持」
  • テック進化で、世界は二極化する
  • アルトマンは「救世主」か?
  • 自由と合理性を憎む日本人