2024/7/25

【激変】「イーロン・マスク独裁」で、Xがカオス化している

NewsPicks 記者・編集者
その機能変更は改良か、はたまた改悪か──。
2023年7月にTwitterがXに改名してから、はや1年。この間、同社トップのイーロン・マスクは様々な改革を仕掛けてきた。
有料サブスクリプションの導入に「いいね」数の非表示、それに有害コンテンツを監視する人員の大量解雇…。枚挙にいとまがないが、これでも一部に過ぎない。
では、その結果、Xはどうなったのか。
日本にいると実感が湧きづらいが、利用者も広告収入も減少しているようだ。
Twitter買収以後、プラットフォームを激変させてきたイーロン・マスクは、Xをどうしていきたいのか。
本特集では、Xの行方とイーロン・マスクの「頭の中」を多面的に掘り下げていく。まずはその全体像を、著名なXユーザーの見方とともに見ていこう。
INDEX
  • 利用者、広告収入は減少か
  • 1️⃣「収益化」でゾンビ大発生
  • 2️⃣「アダルト」の巣窟に?
  • 3️⃣「エコーチェンバー」が加速
  • 4️⃣唯一の改良?「訂正機能」
  • イーロン・マスクの「目的」は?

利用者、広告収入は減少か

イーロン・マスクが約6兆5000億円を投じてツイッターを買収したのは2022年10月のこと。マスクは取締役全員をクビにし、従業員も6000人以上解雇した。
当時から「マスク独裁」を恐れる声があったが、そこから2年弱でXはどう変わったのか。