テスラの利益は再び予想下回る、EV不振-ロボタクシー10月発表
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テスラ<TSLA>が時間外で下落。
引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回りました。
フリーキャッシュフロー(FCF)も予想を下回っています。
同社は今年の販売台数の伸び依然著しく低いと予想しており、全社的なコスト削減に引き続き注力するとしています。
注目のロボタクシーは「箱なし」生産戦略を継続。
第3四半期は連続増産を見込み、半導体工場は2025年末の生産開始を目指すとしています。ドライバー不要のロボタクシーなのですから、狭い道に入れる2シーターの小型車が欲しいですね。
都会でロボタクシーが普及する際には、きっとミニカーが主流になると予想しています。機関投資家は足元の自動車販売事業を見るので、株価の下落はある意味想定内でしょう。以前よりテスラは今二つの波の間にいる、モデル3とYが世界一販売されたモデルになり、この後の低価格モデルやロボタクシーへの準備期間。
規制クレジットビジネスは過去最高益を達しており(これは機関投資家の観点から自動車ビジネスで省かれている)多くのレガシーメーカーからテスラへお金が流れています。
これらを使いながらロボタクシーや自動運転へ注力・準備をしているのが現在の状況。一方エナジー事業もこれまでにない進捗を見せている。
自動車メーカーからAI・ロボティクス企業へ変革をしているため、組織再編やレイオフなどあり、長期的に見ると妥当な動向ではありますが、短期でネガティブに捉えると販売低迷、人員削減、低調というナラティブになります。