【必然】富士フイルムが医療の「お宝データ」で世界制覇した
NewsPicks編集部
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時代の変化に合わせて、事業構造を大胆に変えながら成長してきたのが富士フイルムホールディングスです。
デジタル化で主力の写真フィルム事業が消滅する中、新たな事業を育ててきました。記事で取り上げた世界シェアトップの医用画像システム(PACS)も、その一つです。
デジタル化は主力事業を危機に陥らせましたが、一方で、世界を制する新たな事業を育てました。
富士フイルムは現在、メディカルシステムを含む「ヘルスケア」、カメラやチェキなどの「イメージング」、半導体材料などの「マテリアルズ」、コピー機などの「ビジネスイノベーション」の4つの事業を手掛けています。前期も、ビジネスイノベーションを除く事業が成長を続けています。
この強さの秘密はどこにあるのか。社長取材も含めて、深掘りしていきたいと思っています。表に出るのは「基礎技術を応用した美しい事業転換」だけど、それは後付けの話。
おそらくこの成功ストーリーの背景には、山ほどたくさんの失敗事例があるはず。
大切なのは、その山ほどの失敗を許容する企業風土とリーダーの覚悟。