米グーグル、巨額買収が破談 セキュリティー新興ウィズ―米報道
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ユニコーンどころかその期待の大きさからデカコーンと呼ばれるwiz。Googleの買収は注目していたニュースなだけに残念ですが、IPOを目指されるとのことですので、今後の進展に期待です。
昨年、AdobeはFigmaを200億ドル(当時約2兆8,660億円)で買収することを試みましたが、独禁法で買収承認が下りませんでした。
AdobeによるFigma買収が決裂。今後はどうなる?
https://newspicks.com/topics/coffee-break-startup/posts/161
Wizはスタートアップ史上最速成長をしているとはいえ、現在のARRは5億ドルちょっと。競合のパロアルトネットワークスの売上78億ドルと比べると、まだまだ大きくはありません。
なので、今回Googleは買収が下りるのでは?と思い、買収を仕掛け、それが承認すると、おそらく他のBig TechもM&Aを仕掛ける波がきていたと思います(直近、各社は独禁法を恐れてM&Aに踏み切れない)。
ただ、今回Wiz側から引き続きIPOを目指すとして断られた。
実は、WizとFigmaは株主が結構重複していて、外部の最大株主は共にIndex Ventures。その他、Sequoia、a16zなども重複しています。
なので、今回Wizのアサフ・ラパポートCEOはFigmaのディラン・フィールドCEOに相談を持ちかけたのかなと思ったり...。Figmaは1年間独禁法の調査が行われた末、契約解除料として10億ドルを受け取っていますが(資金調達とも言える)、そのあたりなどに対して相談をしているのであれば、ディランはどう返答したのだろうと...サイバー攻撃が増加する中Googleとしても強化しておきたかったのでしょうが、破談してしまったようです
その他の企業に狙いを変えるのか、自前で増強を目指すのかが注目ですが、どちらにしても対応を行わない選択肢は無いように感じます